育成会の令和5年度総会が開催され、令和4年度事業報告および決算報告、令和5年度事業計画および予算、育成会役員の選出が承認されました。

令和5年度事業計画においては、ビーバーからローバーまでの各隊が、年間テーマや活動スケジュールを設定しました。
ビーバー隊は、年間テーマを「ビーバー隊はいつも元気」としました。
体験集会や活動を通して多くのスカウトや体験者と接し、楽しく、仲良く、元気に活動していきます。
カブ隊は、年間テーマとして「組のチ・カ・ラ」を掲げています。
コロナ禍において実施できなかったスキー訓練とオーバーナイトハイクを、活動計画に復活させます。
ボーイ隊は、「新たな挑戦(新地区・アフターコロナ)」を年間テーマに設定しました。
山と渓流のある標高1000mの夏季野営を復活させるほか、集合テントや班炊事など、班員が力を合わせて行う「班活動」のスタイルに戻していきます。
ベンチャー隊は、「スカウト自身が、自ら考えて行動すること」を方針としました。
ベンチャー隊をスカウト活動の決算期と捉え、「自発的な行動」「全力で楽しむ」「人格の成長」「発信力の向上」により、スカウト自身が主役となるよう促します。
ローバー隊は、「Paddle your own canoe.(自分のカヌーは自分で漕げ)」を活動方針に据えました。
スカウトがより良き社会人として社会に貢献するため、またスカウト自身が幸福になるための最終の仕上げの場と位置付け、団内の奉仕だけでなく、視野を広げて自身の活動ができるよう、企画・計画・実行・評価反省を大切にします。
冒頭、あいさつに立った育成会長は、少子化の影響により国内のスカウト人口が減少していることに触れた上で、「6団スカウトの人数は、団委員会を中心として体験集会を開催することにより、横ばい状態となっている」と説明。
続けて、「スカウトの減少は、活動の幅をせばめてしまうことにつながる」と警鐘を鳴らし、出席者に対して組織拡充への協力を呼び掛けました。
また、団委員長の交代が報告されました。
新任の団委員長は、地区奉仕者として携わってきた見地から、6団について「小規模だが、まとまりがある」と印象を語りました。
閉会後は、各隊のリーダーと保護者が活動内容などについて活発に意見を交わしました。